赤線の名残ーー中村遊郭へ行ってきました

f:id:touhu0nemui:20180723151416j:plain

 

土曜日、中村遊郭へ行ってきました。

きっかけは、20日毎日新聞朝刊の記事。

URL貼っておくので、読んでみてください。他の新聞(地元紙である中日新聞ですら)は記事になっていませんでした。

mainichi.jp

 

近くて遠い存在だったこの中村遊郭跡。今回、取り壊されるのは「旧稲本楼」。べんがら亭として、2009年からはデイサービスの施設として使用されていたそうです。

 

今回は、この旧稲本楼を軸に、中村遊郭について語っていこうと思います。

 

中村遊郭とは

いわゆる、風俗街ですね。はい。

 

昭和初期、売春防止法施行までは、日本最大規模の遊郭街だったとか。大正に、大須観音から移築されたようです。

立地はこのようになっています。

 

f:id:touhu0nemui:20180723152555p:plain

 

ピアゴ中村店を中心に、長方形と綺麗な形で囲まれた中村遊郭。この範囲内に、何軒か跡を見ることができました。

完全に廃屋となっているものがありました。中村遊郭について書かれているブログなどを参考にしても、何の跡か分かりません。

 

f:id:touhu0nemui:20180723153329j:plain

 

青すぎる空との対比がすごい・・・・・・。

そのほかにも、何軒かの廃屋を見ることができました。

 

旧稲本楼

現在では、都市景観重要建築物の指定を受けていたのだとか。

 

都市景観重要建築物とはなんぞやと思い、調べてみました。

 

名古屋市のHPから引用すると、

都市景観条例に基づき、都市景観の形成上重要な価値があると認める建築物、工作物その他の物件又は樹木若しくは樹林を都市景観重要建築物、都市景観重要工作物又は都市景観保存樹若しくは都市景観保存樹林(「都市景観重要建築物等」として総称する。)として指定しています”

と書かれています。

(参考:http://www.city.nagoya.jp/kankou/category/358-1-0-0-0-0-0-0-0-0.html

 

指定されている建築物として、納屋橋名古屋市公会堂名古屋大学豊田講堂などがあります。名古屋市内で有名な建築物が登録されている、と捉えておきますね。

 

なのに、取り壊してしまう(しまった)らしいです。

正直、もったいないと思うのですが。

ソープの店もまだ何店舗かあり、共存している状態が面白いと感じたのですが。

 

日本の遊郭跡事情

気になったんで少し調べてみました。そういえば、あまり聞かないなと。好奇心です、はい。

 

遊郭といえば、やはり吉原でしょう。

 

さくっと調べた結果、旧稲本楼のような建築物は残っていないようです。

つまり、今回の取り壊しによって、”遊郭”という文化が失われてしまうとも、捉えることはできますね。

 

まあ、そうだろなと。

日本人は、忌み嫌うものを残すことは嫌いですからね〜。原爆ドームが残ったのが奇跡というくらい。

どこの国の人も同じか、結構。

 

はい、雑談はここまでにして。

 

今回は、中村遊郭の旧稲本郎について書かせていただきました。

まだまだ稚拙ではありますが、写真・文章・レイアウト等、精進していきます。

ではでは。