日本ダークツーリズム発祥地ーー足尾銅山
どうもご無沙汰しています。寝昼です。
やっと記事書く時間できたので、書きますね。
明日から、広島へ行くので・・・・・・w
足尾銅山
足尾銅山といえば、田中正造ですね。小学校か中学校で学びます(今はどうか知らないけれど)。
明治初期から栃木と群馬の渡良瀬川周辺で起きた、日本ではじめての公害事件。明治24年(1891年)に田中正造が問題提起したことで注目?されました。
ここから、日本におけるダークツーリズム聖地、発祥地と言われています。ですが、大きな問題があるんですよねーー栃木と群馬に拠点散乱問題。
連携していないんです。栃木は栃木、群馬は群馬で完結してしまっている。世界遺産登録の動きに関しては、協同しているようですが。
とはいえ1日ではそんなに巡れない。そこで今回は、栃木中心に巡ってきました。
足尾銅山観光
トロッコに乗れますーーここ重要です。
トロッコで入坑。そこから坑内見学です。少し肌寒い坑内を震えながら歩いていくと、まずはじめに目にするのが人形たち。
時代ごとに分けられた展示で、どのように足尾銅山が発展、そして衰退の様子を”見る”ことができます。
出口明は著書『ダークツーリズム 悲しみの記憶を巡る旅』で、この施設を評価しています。
”実際の坑道の一部を観光客に開放し、銅山の歴史を歩きながら学べるようになっている施設である。入り口はどこかのどかな感じがするし、構内に入って行くトロッコは、娯楽性に満ちている”
(井出明『ダークツーリズム 悲しみの記憶を巡る旅』幻冬舎 2018年)
ダークツーリズム は、あくまでもツーリズムーー観光です。
そのため、娯楽性は必然です。北海道網走監獄がこの手では有名です。
遊びながら学ぶことができる。そんな足尾銅山観光、どうでしょうか?
最後に、栃木における足尾銅山の中心スポットです。入場料等まとめておきますね。
わたらせ渓谷鉄道
栃木県、群馬県において特定地方交通線の足尾線を引き継いだ路線です。トロッコで有名ですね。土日と一部の平日しか運行していないので、トロッコ乗車希望の方はHPで確認して下さい。
にしても、景色が綺麗です。写真の撮り甲斐ありました。ちょうど、台風が過ぎ去った後でもあり、綺麗な青空が。平日ということもあり、観光客はまばら(ほぼいない)。
とにかく、トロッコは運行していないにしろ電車に乗ってみようと、間藤駅〜通洞駅で利用しました。
なんと、乗客は私ひとり。
大自然の車窓を楽しむことができました。
足尾銅山略図
良さそうな画像がなかったので、貼ることはできませんが・・・ぜひ、「足尾銅山略図」を手に入れて下さい。
で手に入ります。
足尾銅山の観光を難しくしている理由だと感じたのですが、公式の地図がない。いや、あるにはあるんです。ただ、ネットだけだとなかなか出てこない。現地へ赴かないと、この地図も手に入れることはできません。
最後に
少し愚痴になってしまうのですが、本当にこの観光地は情報が少ないです。
事前にかなり調べて行ったはずなのですが、現地へ赴いてはじめて知る情報があまりにも多かった。そんな感想を抱きました。足尾銅山の世界遺産登録の動きや、ガイド。飲食店の情報までもが、ネットでは信頼できるものはありませんでした。
どうしても、日光東照宮に目がいってしまう栃木県。同じ日光市でも天と地ほど地名度とともに差があると感じました。
現地へ赴き、旅人として実感するのがダークツーリストの醍醐味と言われてはいますが、これでは行こうというきっかけすら生まれない。
そんな感想を抱かざるを得ない状況でした。
空き家だらけですしね・・・。
とはいえ、社会が学んで行くべき歴史、足尾銅山です。このような形で廃れてしまっていいのか。
新たらしい観光は難しい。そう思いながら、今日も旅に出ます。